道の駅キラメッセ室戸をいつもご利用頂きましてありがとうございます。
先日発生した台風15号による被害に遭われた多くの皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。特に千葉県内においては断水や停電等の被害が現在も続いているようで、皆さん不安な日々を過ごされていることと案じております。
最近は本当に異常気象のように、台風や豪雨、大きな災害が多いですね。メディアでも毎日のように聞く南海トラフ巨大地震も、いつきてもおかしくない状況になっております。
当施設は年間30万人近くのお客様がいらっしゃる道の駅です。最近では外国人観光客の方やお遍路さんも多くなってきましたが、目の前は遮るものがない太平洋の海なため、早急な防災対策と意識が必要に感じていました。
そこで今回は9月9日(月)の定休日に、来るべき大地震、津波に備えた避難訓練を、食遊、楽市、鯨館の3館合同で行いました。ちなみに25年近く経つ道の駅キラメッセで初めての避難訓練。実は今まで大半の従業員が避難場所や経路すら知らなかったのです。おーこわ
室戸市の津波防災マップによると、最大クラスの津波が来た場合、目の前の沿岸には15メートル級の津波が襲ってきて、施設周辺にも20分~30分で足元から30センチの高さまで波がやってくるそうです。20分は長いと感じますが多分腰が抜けたり、避難に慌ててすぐやってきます。30センチは低いと感じますが、十分足元をすくわれて流される強さです。これは無理ゲーですね。生き抜ける自信がなくなってきますが、そういうわけにはいきませんね!
今回は3館合わせて50名以上の方が参加してくれました。当日は大変な暑さで、参加された従業員の皆さん、弊社役員の方々、そして協力してくださった室戸市防災対策課、産業振興課の方々、本当にお疲れ様でした。まずは一人一人が避難経路を知ることができたのが、今回の大きな一歩になれたのかなと思います。また、山に上がりすぎても土砂崩れの恐れがあるとのことで、状況に応じた避難判断を求められることもわかりました。
実際起きた場合は、道の駅といこともあり、お客様もあわせれば大量の避難になります。レストランでは夜間の場合も想定されるため、最後の振り返り協議では、誘導灯や避難場所への案内板などの設置、避難場所での備蓄倉庫の設置などを、行政職員の方々には要望させてもらいました。ちなみに民間企業と行政のコラボ避難訓練は、県下でもかなり珍しいとのことです。室戸の商業施設や事業者さんも、どんどん取り組んでほしいと思います!
当日の様子は、ニュース番組でも取り上げて頂きました。急なお願いにも取材してくださったRKC高知放送様ありがとうございました。今後はテレビは「いーなか宣言RKC」しか見ません!ニュースは上記からご覧になれますので、生産者の方や地元の方にも、キラメッセの防災への取り組みを知ってもらえたらと思います。
今回の訓練をきっかけに、今後はより防災意識を高めて、お客様にも適切な誘導等ができるような体制づくりを行えるよう頑張ります。
最後になりますが、高知の沿岸部に安全な場所はありません。津波警報が出て車で上がれる高台も少ないです!お遍路さんや旅行者の方、車中泊される方自身も、防災情報や避難場所へのルートを確認し、まずは自らの命を守ってください。
食遊 S